貴乃花親方当選 「角界フレッシュに」(産経新聞)

 「相撲界をフレッシュにしてほしい」−。元横綱、貴乃花親方の日本相撲協会での理事初当選が決まった1日、両国国技館(東京)周辺の住民や相撲ファンからは角界刷新への期待が寄せられた。

 「ちゃんこ店を背負っている以上、期待する」と話すのは、ちゃんこ店「安美 両国総本店」店長、小池和彦さん(57)。「最近、日本相撲協会の体質が良くない。親方衆の権威も弱る一方」とし、「貴乃花は一世を風靡(ふうび)した力士。他の若者ではこうはいかない。貴乃花だからこそ逆転当選できた」と手放しで喜ぶ。

 両国のちゃんこ店の女性店長(25)も「最近、お客さんたちから『相撲が面白くなくなった』という会話をよく聞く。相撲人気の陰りで客足も鈍っている。昔のように盛り上げて」と歓迎ムードだ。

 相撲ファンの間にも期待感が広がっている。国技館近くに住む会社員、柳瀬邦樹さん(52)は朝青龍関が優勝した初場所も観戦したという。「(貴乃花親方の理事当選は)朝青龍の不祥事が引き金だと思う。相撲協会の危機感も強まり、貴乃花が逆転当選できたのでは。失敗を恐れず角界に風穴を開けてほしい」とエールを送る。

 暴行騒ぎを起こした朝青龍関への苦言も相次ぎ、国技館の近くに住む服部かすみさん(74)は「最近は外国人ばかり活躍していて日本人にも活躍してほしい。暴行騒動をみても朝青龍には横綱の品格がない」と話した。

 識者からは期待感とともに“角界の壁”を指摘する声も。相撲ファンの元GIジョッキー、小島太さんは「日本相撲協会のすべてを否定しないが行き詰まりになる中、貴乃花親方の理事当選は良いこと」とした上で、今後については「貴乃花1人だけでは決定的ではないが、確実に流れが変わる。理想をとことん追求してほしい」と話した。

 一方、スポーツジャーナリストの谷口源太郎さんは「年功序列の世界で今後はさまざまな圧力もあるはず。貴乃花親方の当選で、相撲界の構造的な改革が進むかどうか疑問だ」と、慎重な見方を示した。

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